焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを12

 【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】




「ほかのとこって……」

 

 視線は下に落ちる。

 

 胡桃沢くんは勿論、短パンを膝まで下ろしたままの姿である。

 

「いいよ? すぐに挿れても。有夏、さっきまで挿ってたから、指でしてくれなくてもだいじょぶ」

 

「なんで有夏、そんなにビッチ設定なんだよ」

 

 耐え切れず幾ヶ瀬が笑いだす。

 

「なに? 幾ヶ瀬がやりたいって言うからだろ」

 

「ごめんごめん、挿ってたって何がだよ」

 

「だれかの指だよ? 知ってんだろ」

 

「そりゃね……」

 

 幾ヶ瀬が苦笑する。

 

 今更ながら我に返ったところを、いやいや折角の面白い企画だと気を取り直したらしい。

 

 せっかく有夏が付き合ってくれているのだから、思い切り楽しまなくてはと。

 

「一体何人と関係を持っているんだ、君は。こんなにトロトロにして」

 

「あっ、そこっ……せんせぇ」

 

 寂しくてひくついているところに指をあてがわれ、有夏はトロンと表情を崩した。

 

「悪い子だな?」

 

「んあっ……ああんっ」

 

 いきなり3本の指を奥まで沈められて、有夏が幾ヶ瀬の腕にしがみつく。

 

 抱き合う姿勢のまま、有夏の背後に回された手が激しく動いている。

 

「こんなところに挿れられて喜ぶなんて、胡桃沢くんはココの使い方が間違っているかもしれないよ?」

 

「うわぁ、ヘンタイのセリフ。ソレ、まさしくヘンタイのセリ……んんっ、ヤ。抜かな……」




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