焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを3

【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】

焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを1はコチラ
焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを2はコチラ



 「手伝ってくれたから、一応。クソビッチにも、たまには甘いものでも食わせてやろうかと思って。姉ちゃんのお土産でアレいっぱいあるし」


「ああ……貧しいからね、クソビッチ。久しぶりにモヤシと段ボール以外のものを口にできて、有夏を神のように崇めているだろうね」


「神か……」


 有夏、満更でもないという表情である。


「うーん、それにしてもアレ、全部お姉さんのお土産なの? 冷蔵保存の物をあんなに……。冷蔵庫を占領されちゃったから、夕食の残り物の鍋が入んなくなっちゃったよ」


 何なの、アレ。シュークリーム? 

 言葉とともに、奥まで入っていた指がゆっくりと引き抜かれる。

 

「んっ……」

 

 第一関節のあたりで動きを止めると、有夏も身体の力を抜いた。

 

「知らねぇの? ペコちゃんのほっぺ。百華姉が不二家でバイトしてて、期限切れたやつ時々もらってくんだよ。隣りのクソビッチにあげる分は、潰れたやつばっか選んで……」

 

「有夏の食すもの、期限切ればかりなんじゃ……」

 

「だいじょぶだって。幾ヶ瀬も食べ」

 

「そりゃ食べるけど。シュークリームみたいなもんでしょ?」

 

「だからぁ、シューじゃなくてペコちゃんのほっぺだって! 有夏、アレ好き。生地がぶ厚くてふわふわで……」

 

「ペコと俺、どっちが……」

 

「お前は……」

 

 有夏は完全に脱力したようだ。

 

「ペコちゃんに妬くんじゃねぇよ。気持ち悪ぃな」

 

 幾ヶ瀬の左手に僅かに力が込められる。

 

「そりゃ妬くよ!」

 

「んあっ!」

 

 中指と人差し指が一気に第二関節まで挿し込まれた。

 

 内部で指が動く気配。





0 件のコメント:

コメントを投稿