焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを6

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「ゆび、ヤだぁ。ちがうの挿れて……いくせの……」

 

 貫かれる期待に、そこはひくひく震えている。

 

 が、待ち望んだ太いモノはなかなか入口に近付いてこない。

 

 代わりに腕をとられた。

 

「なに?」

 

 ベッドに正座した幾ヶ瀬は、しっかり服を着込んだままだ。

 

 股間の方は勿論かなり大きくなっているのが分かるが、しかし装っているだけだろうか。表情は涼しげだ。

 

 その胸にもたれるようにして座らされて、有夏は不満そうに身をよじった。

 

「そういや、オーストラリア土産の大きなTシャツ持ってたよね。有夏が着たらブカブカになるんじゃないって言ってたやつ。アレは1回も着てないよね」

 

「それがなに?」

 

「見たいなぁ。裸でTシャツ1枚ってやつ」

 

「なにいって……たいしたシュミだなっ……」

 

 有夏の顔は真っ赤で、呼吸は荒いままだ。

 

「ソレ着ろって? いいよ、着るからぁ。だからぁ、はやく挿れ……」

 

「いや、いいよいいよ。クローゼットの中は整理してないからグチャグチャでしょ。それはまた今度にしよ? 俺さ、ちょっと考えたんだけど」

 

「なに?」

 

「今日はちょっと趣向を変えてみない?」

 

「は?」





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