焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを4

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 「ヤっ、そこっ……動かすの……」

 

「ここ? 嫌じゃないでしょ?」

 

 内側から性器をこするように指を動かすと、有夏は反射的に腰を引いた。

 

「駄目。逃げちゃ」

 

 上体を使って彼の背にもたれかかり、その動きを封じる。

 

 指は有夏のナカで暴れたまま。

 

「で、百華お姉さん? 用は何だったの?」

 

「ん、ちがぁっ……来たの、はっ、響華姉。百華、姉はっ……ペ、コちゃ……預けた、だ、け……たぶん、家には、山ほどの……ペコ……」

 

 途切れ途切れに言葉を紡ぐ。

 

 這い上がる快感に抗うことができず、自ら腰を前後に揺らす姿。

 

「響華お姉さんって1番上の?」

 

「に、ばんめっ。せっかくソウジしたのに……玄関で帰ってった。おみやげ……コレ、渡しにきた、だけって……」

 

 コレと顎で指したのは胸まで捲れたTシャツだ。

 

 条件反射のように幾ヶ瀬が顔をしかめた。

 

 有夏が着ていた──いや、辛うじてまだ着ているTシャツは、前面にそれはそれはリアルなゴーヤのイラストが描かれていたのだ。




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