焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを8

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「まぁまぁ。教科は何? 選ばせてあげるよ?」

 

「何でもいいよ。てか設定って……ホンモノかよ」

 

 この瞬間、呆れが性欲を上回ったか。

 幾ヶ瀬を見る有夏の目が、憐れむように細められた。

 ホンモノのヘンタイが現れたよ、と小さく呟いている。

 

「ホントに何でもいいよ。てか、どうでもいいわ」

 

「そう仰らずに!」

 

「キッモ」

 

「まぁまぁ、そう仰らずに!」

 

「そういやお前、算数が上手だったな」

 

「うん? 数学かな。あと、上手とは言わないと思うな」

 

「高校んとき、よく勉強みてくれたよな。幾ヶ瀬、イガイと教えるの上手いかもよ?」

 

「ありがとう。あの頃は教えるのが上手いなんて思ったことないけどね。有夏がちっとも成績に反映させてくれなかったから」

 

「……ゴメン」

 

「まぁいいよ」

 

 言いながら幾ヶ瀬の手が動いた。

 

 有夏の後ろの入口を指の腹でこすったのだ。

 

「ずるいっ! そこさわったら……んっ」

 

 切なげに喘ぐ有夏に軽くキスして、直ぐに指を離す。

 

「続き、してほしい?」

 

「……きたねぇ、幾ヶ瀬」





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