にんげんだもの(11)【完】

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    ※


 スポーツくじに当選したことは本当だった。

 ただし1等ではない。

 なんというか……微妙な3等であったのだ。


 3等賞金42,255円の半額21,128円(端数を切り上げてくれたのは、有夏なりの慰めだったのだろう)を幾ヶ瀬が手渡されたのは、12月25日の昼過ぎのこと。


「現金って。クリスマスに現金って……」


「や、だからごめんって……」


 それが今年のクリスマスであった。


 人間の本質が思わぬ方向で垣間見えた、今年のクリスマスの出来事であった…。

 でも仕方ない。これが人間というものなのだ。

 仕方がない。にんげんだもの。


「にんげんだもの」完

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38「不毛な目覚め。幾ヶ瀬は悟った。そんな朝」はコチラ

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