【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】
「子供じゃねぇんだから。大概臭ぇんだよ」
「俺が臭っ……!?」
幾ヶ瀬、ショックを受けた表情だ。
「最悪じゃねぇか。そんな奴が料理作ってるなんて。店の客もかわいそうだろ」
「か、可哀想じゃない…。客はちっとも可哀想じゃない! 肥え太ったマダムたちなんて、自分の脂肪を食べてりゃいいんだ! 俺の方がずっと可哀想だよ。家にナゾの兵隊さんがいるんだよ!? 有夏は一緒にお風呂に入ってくんないし。そもそも有夏は平気なの!? 俺がいない間、ずっと兵隊さんと2人暮らしなんだよ? ま、まさか、有夏ったら兵隊さんと……!?」
よからぬ想像をしたのだろう。幾ヶ瀬の顔がポッと赤くなった。
「コイツ、最悪だ。あるイミすげぇわ…」
問題発言山積なことと、こんな状況でそんな発想をすることに呆れてしまう。
「お、俺の留守中に兵隊さんとあんなことやこんなことを……俺の家なのに! 許せないぃぃ…あでっ!」
頭をはたかれ、幾ヶ瀬がその場に座り込む。
大仰にため息をひとつこぼしてから、有夏はその前にしゃがみこんだ。
「シェフが客を脂肪呼ばわりすんなよ。一緒に入ってやるから、とにかく服脱げって」
「お風呂をめぐるあれこれ(表)(10)」につづく
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