「うっせぇな、幾ヶ瀬がジャマするからだろが」
「違う違う! 俺じゃないって。そんな話しといて堂々としてるのが怖いわ! むしろその方が怖いわ!」
一頻り叫んで、肩で息をつく。
涼をとるどころか、全力でツッコんでしまって汗だくだ。
喉も痛い。
諦めた幾ヶ瀬は、自分で冷蔵庫からお茶を出してきた。
有夏にコップを2つ渡し、お茶ポットから注ぎ入れる。
そのうちの1つを手に取ると、幾ヶ瀬は一気に飲み干した。
「焼き鳥2つくださいって言ってて、有夏も欲しくなったけど、有夏はジャンプ買いに行ってたんだけど、焼き鳥食べながらジュース飲みながらジャンプ読んだら最高じゃねとか思って……」
「待って待って! まだ続くか、それ!」
〈PR〉
【夏だから…怖い話14はコチラ】【完】
0 件のコメント:
コメントを投稿