『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す5

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 体内の肉壁が反射的に異物を押し返す動きをみせるが、幾ヶ瀬の小刻みな腰の動きに抗いきれず侵入を許してしまう。


「はあっ、もう……ヤだってば。いくせはホラーでも見てろ」


 涙声に被せるように耳元に荒い呼吸音。


「有夏、いい? ね、もっと奥……入っていい?」


「……あっ」


 半ば強引に。押し込むように亀頭部分が挿入されると、有夏はシーツに顔を埋めて黙り込んでしまった。


「有夏のナカ、すごく熱い……。そんなにきつくしたら俺の、カタチ変わっちゃうよ? ね、動いていい? ナカで俺の、擦ってよ」


「うんっ……」


 シーツを握り締める手がブルブル震えている。


 幾ヶ瀬のモノを呑み込み、腰は時折ビクンと痙攣した。


 細い首。後ろから見ても、耳が真っ赤に染まっているのが分かる。


「有夏……怒った? 痛かった? ごめんね」


 薄く浮き出た血管をなぞるように有夏の手を握り、幾ヶ瀬は呟いた。


 やり過ぎだと今更ながら悟ったか。


 舌で湿らせたり指でほぐしたりして内部を馴らしてやらないと、挿入に苦痛が伴うのは分かる。


「ごめんね、有夏。痛いよね」


 とにかく一旦抜いてやろうと腰を引きかけた時のこと。


 幾ヶ瀬はあることに気付いた。


「……有夏、気持ちいいの?」


「んっ……?」


 まくれ上がったTシャツから覗く桃色の突起に、幾ヶ瀬の視線は注がれていた。

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