【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】
対して有夏の反応は淡泊なものである。
「うんうん。当たった」
言った瞬間、にまにま笑いが復活した。
「嘘でしょお……。そんなこと現実にはありえない。ア、アレだよね。6等570円とかそういう……いや、それにしたって凄いよ。実際それだって滅多に当たらないもん。ね、そうでしょ? 6等570円でしょう!?」
有夏は無言だ。
にまにましている。
「も、もしかして5等とか? 1,500円くらい貰えるやつ。アハッ! 初めて買ってそんなの当てるなんて凄いじゃない、有夏! 俺なんか何年の回続けてるのに1回も……」
有夏は無言だ。
こたつに座ったまま微動だにせず、にまにましている。
「う、嘘でしょう……。まさか……」
幾ヶ瀬の顔から見る間に色が抜け落ちていく。
真っ白な顔面で、彼は口だけパクパク動かした。
──まさか、ろくおくえんあたったの?
「え、なに?」
──いっとうのろくおくえんがあたったの?
「は、なに?」
──だから、ろくお……?
「なんて?」
「にんげんだもの9」につづく
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