中世ヨーロッパの男娼館での営みを妄想シテみる9






 続きとばかり両膝の裏に手を差しこんで、一瞬の動作で更に大きく開かせる。

「こんな風に俺に見られて、どう? アリカ」

「どうって何がだよっ……!」

「こんなに恥ずかしい格好させられてるんだよ。今、何考えてるの?」

「うぁぁ……ん、別にっ……」

「別に? 平気なの? 膝がこんなにブルブル震えてるのに?」

 イクセが笑う。

「アリカの後ろもヒクヒク動いてるし、ココも先からどんどん溢れてるよ?」

「あっ……はぁっ」

 言葉攻めに感じたアリカが身体をくねらせる。

「見つけた」

 直接触れない代わりに、イクセはそこにフッと息を吹きかける。

「ヤぁ……あぁんんっ!」

 アリカの腰がビクリと震え、垂れる液体がシーツをしとどに濡らしていく。

「アリカ、お尻の穴のそば。こんなところにこんな痕いくつもつけて。誰につけられたの?」

 赤い印の11つに息を吹きつける。

「はぁんっ……んなの、全部いっ……せがっ! じゃなくて、あっ……あっ、誰かなんて分かんなっ……ぁあん」

 言い訳めいたセリフ。

 せっかく考えたのだろうに、喘ぎ声のせいでほとんど聞き取れない。

「アリカ、これくらいでこんなに感じちゃこの仕事は大変じゃないの?」

「うるさっ……も、分かったよっ!」

 アリカの手が、開かされた股の間から客の方へとのびる。

「アト、全部イクセさんのにして。だから早くっ……」

 早くしてと腕をつかむ手。

「アリカ、こういう仕事してるなら、痕つけてなんて言っちゃいけないんだよ」



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