いいところ6

【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】


 もう一度有夏の膝裏に手を差し込み、そのまま腰をくねらせる。


「あぁぁ……んっ」


 深い処を抉られ、有夏が切なげに呻く。


「いく、せっ……て……」


「ん?」


「てぇ……」


「手?」


 求められるまま、ゆらゆら揺れる白い手に指を絡めると、有夏もキュッと握り返してくる。


 快感に歪む口元が、微かに笑みを作ったように見受けられた。


「ありか……そんな、締めたら俺、すぐイッちゃうよ……?」


 肉壁にキュウキュウ締め上げられながら、それでも腰の動きを止められない。


 有夏の奥を突いて、内部をかき回し、そして入口をくすぐる。


 繰り返す動作が徐々に切羽詰まった速さになっていく。


 いく、と口に出していたのだろう。


 有夏がふるふると首を振る。


「だめぇ、もうちょ……がんばれ」


「えぇ? んん……がんばる、よ」


 仕切り直すように腰の動きが止まった。


 ゆっくり奥をかき回して、それから締めつけ具合を確かめるように出し入れする。


 もっともっととせがむ有夏だが、足はガクガク震え、腰は痙攣していた。

「いいところ7」につづく



0 件のコメント:

コメントを投稿