有夏チャンのこっちのおクチはウソがつけない12

 【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】




「いくせぇ……ちゃんと、うごい……て」

 

「ごめんね、有夏。もう少し我慢して」

 

 ご機嫌を伺うような調子だが、幾ヶ瀬の声は楽しそうだ。

 

 右はどうかなと、今度は右の乳首を捻りあげる。

 

「あぁ……」

 

 腰を震わせると、幾ヶ瀬の方も深く息をついた。

 

「そんなに俺の締め付けたら……」


 棒を擦りつけたいという衝動と戦っているのか。

 

 乳首から手を放し、幾ヶ瀬は有夏の腰を抱きしめた。

 

 右か左の決着がまだついていない故か、押し寄せる欲望に対して眉根を寄せて懸命に戦っている様子。

 

「有夏ぁ、乳首……どっちなの? だってどっちもすごい締まるんだもん」

 

「んなの……どっちも、かわんねぇ……よっ」

 

「そっかぁ……」

 

 有夏の背中にピタリと身を寄せる。

 

「有夏ぁ、気持ちいい?」

 

「んっ……ふぁぁ……」

 

 幾ヶ瀬の目が開かれた。

 

「あっ! 今、一番キツく締まった」

 

「うるさっ……」

 

「気持ちいいんだ? 違うって言っても分かるよ。有夏のココがちゃんと教えてくれてるもん。もう可愛いっ」

 

「もぅ……ヤだってば、これ」

 

 自由な両手で有夏が自身の顔を覆う。





0 件のコメント:

コメントを投稿