こわい☆みかん(4)

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 そう。この時期、幾ヶ瀬もみかん星人と化してしまうのだ。

 二人してせっせとみかんを食べようものなら、三キロ箱などあっという間になくなってしまうのが道理である。


 ああ、また買いに行かなきゃ。

 重いから嫌なんだよなぁ。

 やっぱり自転車買おうかなぁ。

 買い物も楽だろうなぁ。

 でもアパートの駐輪場代とられるのが嫌だしなぁ。

 かといって玄関にはスペースないし。

 ベランダに置くのもなぁ。


 今度は別の話題でブツブツ言い出した幾ヶ瀬。

 その間にも手は勝手にみかんの皮をむき、口に放り込んでいる。


「幾ヶ瀬、フロ入んねぇの?」


 頭の中で駐輪場代を計算しながら顔をしかめる幾ヶ瀬に、有夏が視線を投げた。

 その口元はニヤリと歪み、視線は何だかいやらしいものであった。


「早くぅフロにぃ、入ればぁ?」


「こわい☆みかん5」につづく
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