【【BL】隣りの2人がイチャついている 目次と各話紹介はコチラ】
「有夏、罪悪感なく二股とかかけそう。馬鹿だから人の気持ちとか考えられなさそう。それは辛すぎる。耐えられない。もう嫌だ。こんな思いをするなら、いっそ今お別れしたほうがマシかもしれない」
「はぁ?」
有夏が雑誌を横に置いた。
この男は突然、何を言い出すんだという表情である。
「やっぱり前回の心霊現象が、お脳に相当なダメージを……」
チラと横目で見やった棚には、例のノートパソコンが置かれている。
あれ以来、布がかかっているのはホコリ避けではあるまい。
ウイルス画像の「怨念女」が「出てこない」ようにするためだろう。
「有夏は姉ちゃんに脅されて、試験だけは受けろって無理やり大学に連れていかれただけなのに……」
大きく溜め息をついた有夏。
おもむろに右手を伸ばした。
「うっ!」
有夏の右腕に胸倉をつかまれ、幾ヶ瀬は呻き声をあげる。
その視界に迫ったのは、きれいに整った有夏の顔であった。
一瞬の後。
鼻がぶつかり、唇が触れる。
「おやくそく6」につづく
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